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ERUTLUC 関谷悠介の「シュートのパーフェクトフォームへ」

「SHOOT MAGIC」「Skill up Shooting drill」と2作のシューティングDVDを監修、また2014年にはシュート本「シュートテクニック ~基礎編~」「実戦に役立つシュートテクニック ~実戦編~」の2作で技術指導を担当し、シュート指導の専門家として活動を続ける関谷指導員。

このサミットクリニックではシュートスキルの紹介に留まらず、選手達「個々の」シュートスキル向上をテーマに関谷指導員が魂を燃やして臨んだ。20人、1人1人のフォームの修正点は様々である。その修正点を個別に伝えていったクリニックの内容を皆さんにお届けしたい。

――なぜシュートスキルを専門的に研究し指導を行っているのですか? 「多くの子どもが-バスケットボールをしていて何が楽しいか?-という問いに-シュートを決めた時!-と答えると思います。私も実際に自分が試合で初めてシュートを決めた時の事はよく覚えています。子どもがシュートを決めた時の笑顔は最高ですから、子どものシュートが上達していく過程で貢献したいと思いました。

また、私が大学時代に恩師である日高先生や弊社の鈴木代表からシュート指導をしてもらい、よく入るようにしてもらった経験をそのまま子ども達へ伝えたいと考えたのも大きな理由です。」

――今回の指導のねらい、目的をお聞かせください。 「今回のクリニックのねらいは

①シュートが外れる原因を理解する -シュートは左右・前後にズレなければ入る-

②自分のシュートが外れる原因をフォームから無くし修正できる

③外れる原因の無いフォームで繰り返し打つことができる

以上の3つでした。

自分のシュートの修正点を自分で理解し、自分で修正できるようになるのが今回のクリニックの目的です。簡単に修正はできませんし、この時間できていたとしてもすぐに元へ戻ってしまう事もあります。そこでも自分で気づいて自分で修正し、落ちる原因の無いフォームで繰り返し打てるようになってもらいたいと思いました。」

――クリニックを担当しての感想を聞かせてください。

「小学生から中学生まで、体の大きさはもちろん、バスケットの経験年数も違う選手達が集まってくれていました。元々のコンセプトに、選手達1人1人と向き合う、個別のアドバイスを大事にする、というものを持っていましたので、そういった意味では様々なアドバイスを送ることができ非常に有意義なクリニックになりました。

基礎的な打ち込みの時間ばかりでしたが、選手達がよく集中して取り組んでくれましたので非常に有り難かったです。」

――ジュニアバスケットボールサミットについてはどういった感想を持ってますか。 「全国各地で活躍されているスキルコーチの皆さんの指導を肌で感じることができ、とても刺激を受けました。また講師の皆さんの情熱はもちろんですが、フロアへ見学にお越し頂いた指導者の皆様の熱も感じる事ができ、体育館の全てからエネルギーをもらいましたね。

エルトラックスタッフの代表として、講師の皆さんと同じフロアでクリニックを担当できた事は素晴らしい経験になりました。」

――最後に指導理念を教えてください。 「私が指導現場で大切にしてるのが【エネルギー】です。

子ども達と練習しているその時間に、全力を注ぐことを常に意識しています。」

今回のクリニックを補助指導員としてお手伝いもさせて頂きました。関谷コーチからは、とにかく個々へのフィードバックを増やすように指示をもらっていました。関谷コーチの子ども達への接し方が、時間の経過と共に変わっていく様も勉強になりました。

関谷コーチは細かく丁寧に語りかけるシーンもあれば、大きな声で叱咤激励する事もありました。伝える内容、伝える選手によって伝え方が様々あり、関谷コーチのエネルギーをたくさん感じる事が出来ました。

練習内容 1)シュートが外れるとは?

2)ボールの中心を感じる

3)ボールの持ち方から始まる

4)シューティングドリル①

 ・スナップシューティング

 →フォロースルーチェック

 →スナップ(ワンハンド)・回内(ツーハンド)から外れる原因を無くす

5)シューティングドリル②

 ・リフトアップシューティング

 →トリプルスレットチェック

 →リフトアップ動作から外れる原因を無くす

6)シューティングドリル③

 ・パスキャッチシューティング

 →ボールを受ける前の姿勢チェック

 →キャッチ動作から外れる原因を無くす

▷4~6のポイント

3段階のシューティングドリルを行う事で、どの段階にズレの原因が出てしまうかを探る。

1段階目は肘の伸ばしとスナップ(ワンハンド)・回内(ツーハンド)を使うのみ。この段階でズレの原因があれば、まずこの段階のドリルを集中的に行う。

2段階目はトリプルスレットからリフトアップ動作を行うシューティング。リフトアップ動作にズレの原因があれば、この段階のドリルを集中的に行う。

3段階目はパスキャッチからのシューティング。2段階目まではOKでもキャッチ動作にズレの原因があれば、この3段階目のドリルを集中的に行う。

7)ReplayCamによるフィードバック 数秒前の自分を映像で確認できるアプリを用いて自分のシュートフォームをチェックする。

自分の体の動きがイメージ通りかを確認する。

自分の体は意外と思った通りに動かせていないものなので、映像で確認する事が大切である。


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